島田不動産開発

【Case Review】大阪市西成区天下茶屋北2丁目|S造4階・25㎡×7戸の収益共同住宅を検討

今回検討したのは、大阪市西成区天下茶屋北2丁目の売土地です。

南海本線「天下茶屋」駅徒歩4分。土地面積81.16㎡のコンパクトな駅近敷地について、**S造4階建・25㎡×7戸・延床約220㎡**の収益共同住宅として事業性を検討しました。

価格2,780万円、土地面積81.16㎡、第一種住居地域、建蔽率80%・容積率300%、東側公道約5.7m、接道約7.4m、建築条件なしの土地となります。


物件概要

  • 所在地:大阪市西成区天下茶屋北2丁目
  • 交通:南海本線「天下茶屋」駅 徒歩4分
  • 土地価格:2,780万円
  • 土地面積:81.16㎡
  • 土地権利:所有権
  • 地目:宅地
  • 都市計画:市街化区域
  • 用途地域:第一種住居地域
  • 建蔽率:80%
  • 容積率:300%
  • 防火指定:準防火地域
  • 前面道路:東側公道 約5.7m
  • 接道:約7.4m
  • セットバック:なし
  • 建築条件:なし
  • 現況:上物あり
  • 引渡し:即時

駅まで約250mの南向き・駅近立地です。


ボリューム検討

今回の想定計画は、

S造4階建
25㎡×7戸
延床約220㎡
です。

想定建物

  • 構造:S造
  • 階数:4階建
  • 戸数:7戸
  • 住戸面積:25㎡/戸
  • 住戸面積合計:175㎡
  • 共用部等:約45㎡
  • 延床面積:約220㎡
  • 想定間取り:1K~1DK

駅徒歩4分の単身者向け新築共同住宅として、25㎡住戸を基本に検討します。


容積率の考え方

指定容積率は**300%**ですが、第一種住居地域で前面道路幅員が約5.7mのため、道路幅員による容積率を確認します。
5.7m ×0.4=228%

したがって、
実効容積率=約228%
として検討するのが安全です。

容積対象床

81.16㎡ ×228%= 約185.0㎡です。

今回の住戸部分は、
25㎡ ×7戸= 175㎡です。

住戸175㎡+共用部等45㎡=220㎡

です。


建蔽率の検討

指定建蔽率は**80%**です。
土地面積81.16㎡に対して、
81.16㎡ ×80%= 約64.9㎡
が建築面積の基本的な上限目安です。

延床220㎡を4階で単純平均すると、
220㎡ ÷4階= 約55㎡/階です。

したがって、約55㎡ < 約64.9㎡
となり、建蔽率上は検討可能な範囲です。


建築計画イメージ

7戸を4階で構成する一例として、

1階

25㎡×1戸

2階

25㎡×2戸

3階

25㎡×2戸

4階

25㎡×2戸

合計、25㎡×7戸=175㎡
を住戸部分として想定します。
1階にはエントランス・階段・設備スペース・ゴミ置場等を配置し、上階を2戸/階とする構成です。


賃料想定

ここからは販売資料の記載ではなく、当社による初期事業性確認のための概算条件です。
天下茶屋駅徒歩4分、新築25㎡クラスの単身者向け住戸を想定し、今回は、
想定賃料:7.5万円/戸として試算します。

満室想定年収

7.5万円 ×7戸 ×12か月
= 630万円/年


収益シミュレーション

土地費

2,780万円

建築費

S造4階建・延床220㎡

220㎡ ÷3.3058
=約66.5坪

S造建築費を当社概算基準の、120万円/坪とすると、

66.5坪 ×120万円= 約7,986万円

土地+建物

2,780万円 +7,986万円
= 約1億766万円

※設計費・外構費・既存建物解体費・地盤関連費・確認申請費・融資費用・税金等は含まない簡易試算です。


想定表面利回り

年間満室賃料630万円の場合、
630万円 ÷1億766万円 ×100= 約5.9%
となります。

大阪エリアで当社が一つの目安としている、
表面利回り7%には届かない試算です。


賃料別シミュレーション

想定賃料 年間満室収入 想定表面利回り
7.0万円 588万円 約5.5%
7.5万円 630万円 約5.9%
8.0万円 672万円 約6.2%
8.5万円 714万円 約6.6%
9.0万円 756万円 約7.0%

今回の概算では、
月額約9.0万円/戸
が表面利回り7%確保の一つの目安になります。
そのため、実勢賃料だけでなく、S造4階の建築費をどこまで抑えられるかが事業性を左右します。


この案件の良い点

1.天下茶屋駅徒歩4分

南海本線「天下茶屋」駅徒歩4分という駅近立地が、本案件最大の魅力です。
小規模単身者向け共同住宅では、駅距離は賃貸募集力に直結しやすい条件です。

2.土地価格2,780万円

大阪市内の駅近土地として、土地取得額が比較的小さい点はメリットです。
総事業費を1億円前後に抑えられる可能性があるため、大型S造案件とは異なる投資規模で検討できます。

3.接道間口約7.4m

土地面積は約81㎡と小さいものの、接道は約7.4m確保されています。

4.25㎡×7戸

極端な狭小住戸にせず、
25㎡/戸
を確保する設定です。
単身者向け1K~1DKとして一定の商品性を維持する計画です。


総合評価

大阪市西成区天下茶屋北2丁目は、
天下茶屋駅徒歩4分・土地約81㎡・接道約7.4m・土地価格2,780万円
という条件を活かし、S造4階建・25㎡×7戸・延床約220㎡
の小規模収益共同住宅を検討する案件です。

今回の概算では、

  • 土地+建物:約1億766万円
  • 年間満室賃料:約630万円
  • 想定表面利回り:約5.9%

となりました。

大阪基準7%には現状届きませんが、駅徒歩4分という立地力が強く、建築コストを抑えられれば事業性改善の余地がある案件です。



※本記事は販売資料をもとにした簡易的な事業性検討です。想定建物・戸数・賃料・建築費等は当社による概算であり、実際の建築可否・法令適合性・収益性を保証するものではありません。詳細計画にあたっては、行政等への最終確認が必要です。

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