住宅性能評価とは何ですか?
住宅性能評価とは国土交通省に登録された住宅性能評価第三機関により行われる住宅評価のことです。住宅の性能が統一された基準で評価されるため、住宅評価の客観的な指標として活用されています。住宅性能評価を受けた建物は、客観的な視点で住宅の性能を比較できるため、住宅購入者は性能の高い住宅を見極めて購入できるというメリットがあります。
住宅性能評価では、国によって定められた評価基準によって住宅の評価がされます。住宅性能評価で評価される性能表示事項は10分野・33項目(既存住宅の場合はこのうち評価が可能な項目に限定して9分野28項目+既存住宅のみを対象とした2項目)です。それぞれの評価分野は住宅評価後に等級が与えられます。高性能な住宅であるほど等級の数値は大きくなります
住宅性能評価の10分野のうち「構造の安定」「劣化の軽減」「維持管理・更新への配慮」「温熱環境・エネルギー消費」の4つの分野は必須項目です。それ以外の6分野に関しては任意での検査となるため、依頼者が評価項目を指定できます。
より高い数値の等級を取ることにより、住宅ローンや地震保険で有利になる、建物の資産価値が高くなる可能性がある、紛争処理対応を受けられる等のメリットがあります。