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減価償却とは何ですか?

減価償却とは、固定資産や無形固定資産について、使用する期間に応じて費用計上することをいいます。
つまり、減価償却の対象となる資産について、取得した段階で全額を経費計上するのではなく、資産を使用できる期間で分割しながら計上することになります。これにより利益が減りますので、その分税額を抑えることができるのです。

減価償却の対象となる資産は、建物・構築物・機械装置・車両運搬具などの有形固定資産や、ソフトウェア・特許権などの無形固定資産があります。減価償却には、定額法や定率法などの方法があります。

分割出来る年数(=耐用年数)は、減価償却の対象となる資産が使用に耐えうると予想される年数のことです。
個々の資産の償却期間を個別に判定することは困難なので、耐用年数は法律で決まっています。
例えば、建物は11~50年、車両は10年前後、工具は2~8年、机は8~15年、椅子は5~15年などです。

減価償却を行う目的は、経営状況を正しく把握できることです。